万博おばあちゃんと大阪観光局理事長 溝畑宏(ミャクひろし) が巡る“微笑みの国”タイパビリオン
―五感で旅する、未来と伝統の融合空間―

2005年の愛・地球博に185日間すべて通い、“万博おばあちゃん”として知られる山田外美代さんと元観光庁長官として日本の観光戦略を牽引し、現在は大阪観光局理事長として大阪の観光と魅力発信を牽引する溝畑宏(ミャクひろし)。
万博を誰よりも愛する2人が、実際にパビリオンを歩き、食べ、癒されながら、未来と伝統が交差する“微笑みの国”タイの魅力に迫ります。
案内人の紹介

山田外美代さん
「万博おばあちゃん」こと山田外美代さんは、2005年の愛・地球博をきっかけに万博の魅力に惹かれ、以来世界各国の万博を訪れ明るく親しみやすい人柄で、万博の魅力を多くの人に伝えている。

大阪観光局理事長 溝畑宏(ミャクひろし)さん
2015年から大阪観光局理事長として、2025年大阪・関西万博を見据えた観光戦略を推進。大阪を「アジアNo.1の国際観光文化都市」とするべく、都市・経済・文化の政策を総合的に展開している。
“神聖”に出迎えられる入口「ヴィマン・タイ」

象徴的なゾウの像が来場者を優しく見守るように出迎えてくれる「ヴィマン・タイ」へ足を踏み入れると、タイらしい温かなおもてなしの雰囲気に包まれます。明るい笑顔に迎えられながら、いよいよ最初の展示エリアへ。
巨大シアターで、タイを旅するような映像体験

足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、高さ5メートルを超える巨大なシアター。来場者を包み込むように広がるスクリーンには、色彩豊かなタイの風景が映し出されます。


都会と自然が共存するバンコクの街並み、豊かな自然・・シーンはテンポよく移り変わり、まるでタイを旅しているような没入感に包まれます。


さらに見どころが、突如流れてくる一度聞くと耳から離れない陽気なタイ語の音楽!
タイの衣装をまとったスタッフが笑顔で手拍子を始めると、会場内の観客たちも自然とリズムに乗って拍手を重ねていきます。音楽と拍手が呼応し、空間が一体となりただ「観る」だけでなく「参加する」体験へと変化していきます。

医療・健康の未来が広がるゾーン

次のエリアへ足を進めると、タイが世界に誇る医療技術や公衆衛生の進歩に触れることができます。ここでは、「タイ公衆衛生の100の可能性」と題し、最先端の医療サービスやサプリメント、東洋と西洋の知恵を融合させた健康への取り組みが紹介されています。


展示から伝わるのは、都市部から地方まで国際水準を満たす医療インフラが整っていること。スパイスやハーブを活かしたタイ料理がいかに健康志向であるか、伝統医学に基づいたアイテムの数々が並び、まさに健康と癒しの宝庫といった空間が広がっています。
身体の緊張がほぐれていく至福のタイ古式マッサージ

奥に進むと、ひときわ人気を集めていたのが本格的なタイ古式マッサージ体験ブース(当日予約制)。 経験豊富なマッサージ師たちが、来場者一人ひとりの体の状態に合わせて施術を行ってくれます。

タイ古式マッサージを受けたあとは、体がほぐれたような感覚があり、とても気持ちよかったです。心から癒されました!

終わったあとは体がぐっと軽くなって、思わず気が抜けてぼんやり歩いてしまいそうになるほどの心地よさでした!
至福のマッサージが受けられる最大の魅力は、スタッフの笑顔とおもてなしの心。 優しい声かけやアイコンタクトが、身体だけでなく心までもほぐしてくれること間違いなし

予約なしでセルフマッサージが体験できる!
時間がなかったり予約が取れなかった方には、セルフケアゾーンがおすすめです。ここには、首や肩をほぐせるマッサージローラーや、足つぼ刺激グッズなどが自由に使えて、気軽にリフレッシュができます。
※6月11日までの期間限定イベントとなります。


“ミャクミャク”をマッサージしてあげる万博おばあちゃんの姿。 ご自身も連日会場を歩いて疲れているはずなのに、「ミャクミャクもきっと頑張ってるからね」と、ローラーでやさしくコロコロ…。
やさしさにあふれた光景に、思わず微笑んでしまいます。

タイグッズとオリジナルアイテムで旅気分MAX!
展示を楽しんだあとは、旅の余韻をそのまま持ち帰れるグッズコーナーへ。ここには、タイの伝統や文化を感じられるアイテムがずらりと並んでいます。




タイズボンを購入し、満面の笑みを浮かべながら、はいチーズ!
特に注目を集めているのが、万博限定デザインの「タイズボン」。 ゆったりとしたシルエットに軽やかな生地、鮮やかな色合いと独特の柄が目を引きます。 人気商品で売り切れていることもあり、この日は再入荷したタイミングでラッキー!
グルメコーナーで“本場の味”を堪能
展示とショッピングで五感を刺激されたあとは、パビリオン内にあるグルメコーナーへ。 ここでは、タイの代表的な料理を気軽に味わうことができ、「まるで現地の屋台に立ち寄ったような気分」が楽しめます。



タイ料理の定番カオマンガイ(1,490円)は、蒸し鶏のやわらかさ、鶏の旨味がしっかり染み込んだジャスミンライス、そして独特のコクと酸味が絶妙なソースの組み合わせが絶品!
ガパオライス(1,190円)は、 ピリ辛のひき肉炒めとライスのハーモニーがたまらない一品。 一口目からピリッとした刺激とともに、甘辛く炒められた肉の旨味が広がり、クセになる味わいです。


香り、彩り、味のすべてで、本場の空気をそのまま再現したようなクオリティに感動です!
万博を愛する2人が語る、魅力とは?
タイパビリオンを満喫したお二人が、最後に語り合ったのは「万博」と「タイ」についての想い。 万博おばあちゃんがこれまで世界中の万博を訪れてきた“万博愛”を象徴する、万博の思い出が刻まれてきたノートを拝見することができました。

2005年の愛・地球博以来、各万博の思い出をすべて手書きでノートに記録してきたというから驚きです。パビリオンの感想、出会った人々、印象的だったこと…。その一つひとつが丁寧に綴られており、唯一無二の宝物であることがひしひしと伝わりました。

そんな万博おばあちゃんの熱い想いに、溝畑宏(ミャクひろし)も思わず感心の表情。
溝畑宏(ミャクひろし)
「ここまで万博を見守ってきた方の言葉には、説得力があります。私も観光や国際交流の立場から、万博が世界と日本を結ぶ“交差点”のような場であってほしいと願っています。タイはその象徴のような存在。“LOVE & SMILE”が溢れるこのパビリオンには、まさに万博の理想が詰まっているとおもいます」
万博おばあちゃん
「実際にその国に行かなくても、万博では“行った気”になれるんです。展示を観て、食べて、癒されて、笑って…。一緒にいる人と多少喧嘩しちゃって、それぞれ別で楽しんでも、最後の待ち合わせでは笑顔で帰れる。それができる場所ですね」
まとめ
豊かな自然、文化、人々の温もりが五感を通じて押し寄せるタイパビリオン。 映像に見とれ、音楽に心が弾み、タイ語の響きに耳を傾けながら、気づかないうちに“微笑みの国”の魅力に包まれているでしょう。
ただ展示を「見る」だけでなく、タイの空気を「感じ」、人々と「つながる」ことができる特別な場所。五感で味わう“未来のタイ”の姿を、ぜひ大阪・関西万博で体験してください。