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【東大阪三社めぐりガイド】生駒山のふもとは、なぜ「信仰のまち、占いのまち」になったのか?
2025.02.20
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INTRODUCTION
江戸時代、大阪の船場商人は朝が来ると生駒山の方角に向かって柏手を打った。「神様仏様、今日もどうぞよろしゅう頼んます」。そういって今日の商売繁盛を願ったのだ。
その生駒山のふもとには3つの神社がある。その年の豊作を占う「枚岡神社」、道行く人を見て神意を占う “辻占” を行う「瓢簞山稲荷神社」。“石切さん”として親しまれ、病気平癒の神様として民衆に信仰されてきた「石切劔箭神社」。石切さんには、占いに関連する祭りごとがあるわけではないが、なぜか参道には占いの店が軒を連ねている。
生駒山のふもとは、なぜ信仰のまち、占いのまちになったのだろうか。その謎を紐ときながら、まちを歩いてみよう。
★|東大阪三社めぐりをする前に
今日こそ正しい作法でお参りをしてみよう。
最初は手水舎(てみずや)の作法。まずは右手で柄杓(ひしゃく)を持つ。水を一杯すくって、左手をすすいだら、柄杓を持ち替えて、右手をすすぐ。さらに柄杓を持ち替えて、左手で水を受けて口をすすぐ。再度、左手をすすいだら、最後に柄杓を垂直にして柄杓の柄(え)を清める。ここまでの行程を一杯の水を使っておこなうことが望ましい。
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つぎに参拝の作法。まず腰を90度に曲げておじぎを2回。次に、パンパンと2回拍手をして、手をあわせたままお祈りを。「手のひらはみんなが持っている心の鈴、いちばん美しい音色は感謝」という人もいる。お祈りが終わったら、最後にもう一度深くおじぎをして、その場をあとにしよう。
いきなりそう言われても難しいかもしれない。そんなときは、まわりを見渡して作法が美しい人の姿を見ながら学んでみてほしい。
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