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安威川ダム周辺がアツい!いちご狩りに乗馬…バンジーも!?子どもと遊べる「いばきた」のアウトドアスポット

2025.01.30

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茨木市の北部地域、通称「いばきた」。棚田や渓流などの美しい風景と、清流に育まれた旬の農産物が魅力。それでいて市の中心市街地から車で約30分、新名神高速道路の茨木千提寺ICすぐという好アクセス。地元の人にしか知られていない魅力的な場所がたくさんあります。

今回は子どもと遊べるおすすめスポットを紹介します。

\今回のガイド/
  • 川口真目(Masami Kawaguchi)
    2010年から漫画家・イラストレーターとして活動を始める。その後、結婚し、2012年に男の子を出産。産後に働きすぎて体調を壊してから、「スキあらばゴロゴロ」をモットーに働いている。ゲームが好き。家事は嫌い。腰痛と肩こりに悩まされている。
    【著書】
    幻冬舎「名もなき家事妖怪」
    左右社「子育てしながらフリーランス」

こんにちは! 漫画家の川口真目(カワグチマサミ)です。
小学6年生の男の子ソウ君と、夫と暮らしています。ゲーム大好き家族で、休日はほぼコタツの中でゲームをしています。

しかし、そんなデジタルな日々を送っていると、自然が恋しくなります……。
広い空、きらめく太陽、草木のにおいのある場所でのんびり過ごしたい!
でも、インドア家族なので手軽に行けるところがいい。

01. the Farm UNIVERSAL

ということで、今日はコタツを抜け出して、大阪市内から車で1時間もかからずに行ける、茨木市の山間部「いばきた」にやってきました!

まず初めに訪れたのは、「the Farm UNIVERSAL」。

「いばきた」にある植物販売やカフェ、イベントスペースなどを備えた複合型ガーデンセンターです。ガーデニングといえば、ホームセンターをイメージしていましたが、想像以上に壮大なスケールでした。

カフェ、いちごやぶどう狩りなども楽しめます。

「あっヤギがいる!」
ソウ君が丘の上にヤギを見つけました。追いかけていくと……

2匹のヤギが迎えてくれました。
その奥には、広々とした広場があり、オシャレなうさぎ小屋もあります。
人になついているのか、近寄ってきてくれました。

うさぎには1回100円で餌をあげることができます。

動物の餌やりが大好きなソウ君。
さっそく餌を購入すると……うさぎたちがすごい勢いで集まってきました。
いつもは冷静な夫も、かわいいうさぎを目の前に顔が砕けていました。

カメラが気になるのか、じっとこちらを見ていた白うさぎ

毛並みがフカフカでとても癒されました。

うさぎとたわむれた後は、いちご狩りへ。
家族みんな、いちごが大好物なのでワクワク。

「the Farm UNIVERSAL」のいちご園は、一味違ったいちご狩りを楽しめます。

おいしさにこだわる農園なので、食べ放題ではありません。
その日一番おいしい完熟したいちごを、自分でもぎとって食べることができます。

ビニールハウスに入ると……甘ーい香りに包まれました。

いちご狩り初体験のソウ君。
スタッフの方から「しゃがみながら歩くと完熟したいちごが見つけやすい」と教えてもらい、背を低くして、じっくりと探します。

「これにする!」と、真っ赤な大きないちごを選びました。

もぎとった新鮮ないちごを、その場で食べることができるのも魅力の一つ。

もう香りから、とってもおいしそうです……!

家族それぞれ、採れたてのいちごを持って……

「パクっ」

「うまーー!」

甘くて、ジューシー。もぎたてのおいしさに感動!

いちごの種類もとても豊富。
紅ほっぺ・おいCベリー・よつぼし・章姫・すずなどの食べ比べができます。

もぎとったいちごは量り売りで購入して持って帰ることができます。

時間制限もないので、焦らされることもなく、家族で十分楽しむことができました。

その後は、同じ敷地内にある、ガーデンセンターへ。
なんと、「the Farm UNIVERSAL」のガーデンセンターの広さは関西最大級!
施設内には、花苗や大きな庭木、観葉植物、珍しい多肉植物などが豊富に揃っています。

家族で入り口に向かうと……
「恐竜の足跡があるー!」と興奮気味のソウ君。
大きな恐竜の模型もありました。

扉の奥は、ジャングルのよう。
冒険者になった気分でレッツゴー!

人気の観葉植物から、見たことのない植物まで、あらゆる種類の植物が置いてあります。

最近、ガーデニングに興味のある夫。
不思議な柄の植物が気になる様子。

お店で一番人気の「ベゴニア・マクラータ」。

カラフルでかわいいサボテンも。思わずスマホを取り出して撮影するソウ君。

施設をどんどん進んで行くと、オシャレな休憩スポットを発見!
ベンチに座って休んでいると、夫が何か見つけた様子……。

草木の中を奥に進んでいくと……
なんとふくろうに遭遇! 

思いがけない出会いに、ソウ君も興味津々。

植物とふくろうに癒された後は、お土産タイム。
それぞれ気に入った植物を選びました。

居心地がよくて、長居したいところですが、そろそろお腹がすいてきたので、次の店に移動します。

the Farm UNIVERSAL
大阪府茨木市佐保193-2
Google map

営業時間:10:00-17:00(平日)10:00-18:00(土日祝)
定休日:定休日なし(年末年始休業あり)
電話番号:072-649-5339
公式サイト

02. カフェ とまり木

「the Farm UNIVERSAL」から車で10分の場所にある「カフェ とまり木」へ。
一見、よくあるオシャレなカフェに見えます。

しかし、お店に入った瞬間、まるでテーマパークのような空間にびっくり!

中世のお城のような部屋や、洞窟風の階段など、各部屋がコンセプトルームになっています。
カフェオーナーこだわりのヴィンテージのバイクや置物も。

2階には個室があります。ここもまた特別空間。
シャンデリアのある豪華な和室や、かわいい人形が迎えてくれるファンシーなお部屋。
日頃、育児や仕事を頑張ってるママパパたちの疲れも癒される贅沢な空間です。

「カフェ とまり木」で本格的なのは空間だけじゃありません。
本格イタリアンも楽しめます。
旬の食材をいかしたランチは絶品。

デザートもこだわりが感じられます。
食べるのがもったいない!と思うほど、見た目のクオリティも高いです。
それでも一口食べると、期待以上のおいしさでした。

食後のコーヒーと紅茶も格別でした。

夫はサイフォン式で淹れた上質なコーヒーを、私は200年の歴史を持つドイツの紅茶メーカー「ロンネフェルト社」製の特別なティーポットで紅茶を楽しみました。

料理も空間も、隅々までこだわりを感じました。
非日常を味わえる大人も子どもも楽しめるカフェです。

お腹がいっぱいになったので、次は体を動かしにいきます。

カフェ とまり木
大阪府茨木市泉原1212
Google map

営業時間:11:00-17:00
定休日:木曜日
電話番号:072-697-8089
Instagram

03. 馬あそび 山あそび ぱかぽこひろば

次に訪れたのは、「馬あそび 山あそび ぱかぽこひろば」。

ひろばに入ると、私たちに気づいた馬たちが近寄ってきてくれました。

馬なのに、夫よりも人見知りしません。

大事に育てられているのが伝わります。

それもそのはず、ここ「ぱかぽこひろば」は、乗馬体験だけでは終わりません。

馬と心を通わせ、馬のことをもっと知り、ふれあいを楽しめる場所なのです。

乗馬する前に、どんな馬がいるのか紹介してくれたり、馬の気持ちの読み取り方などを教えてくれます。

実は最初は、少し怖がっていたソウ君。
私も夫も、「大丈夫かな」と顔を見合わせていましたが……。

馬をなでたり、ブラッシングをしたりとふれあううちに緊張がほぐれたのか、「馬に乗りたい」と言い出しました。

そんなソウ君を、この日乗せてくれたのは、つむぎちゃん。

人間の年で言うと女子高生くらい。ソウ君よりちょっとお姉さんです。

しっかりとコミュニケーションをとった後なので、つむぎちゃんは「どうぞ!」と言わんばかりの様子でソウ君を乗せてくれました。

「どうしたら馬が進んでくれる?」「どんな座り方が安定する?」

そんなふうに自分で考えて、体を動かし、馬とコミュニケーションをとっていきます。

「これがリアルかぁ……」
馬に乗りながら呟くソウ君。

今はゲームの中で、馬を飼ったり、野原を駆け巡ったり、海を泳いだりもできます。
それも楽しいけど、デジタルとリアルは全く違う体験。

「ぱかぽこひろば」オーナーの千原さんが、言っていました。

「子どもは自然の中で生きる力を身につけるほど、自信がつきます」

ソウ君の顔も、乗る前より凛々しく見えました。
夫も、息子を連写するスマホの手が止まりません。

乗馬の後は、お世話になった馬に、自分で餌を準備してあげます。ソウ君も、自分でにんじんを切って、感謝の言葉と一緒に、つむぎちゃんに餌をあげました。

最初は不安そうだったソウ君ですが、つむぎちゃんに餌をあげているときは、笑顔で自信に満ちた顔になっていました。

「ぽかぽこひろば」は馬と遊べるだけでなく、山遊びもできます。秘密基地を作ったり、薪を割ったり、馬小屋を作ったり。
なかなか、都会に住んでいたらできない経験です。

千原さんは、「子ども自身が考えて、やりたいことをする。それを親は見守ってください」と話してくれました。

正直、子どもが怖がってる様子を見て、私も夫も心配してしまいました。
ですが、ソウ君自身が、自分で馬とふれあい、乗ることを決めて、笑顔で馬に餌をあげてる姿を見て、親が子どもを見守ることの大切さを実感しました。

子どもだけでなく、親も学ぶことができる場所です。

何より、「ぱかぽこひろば」の馬たちはとってもかわいいので、ぜひ一度会ってみてほしいです。

馬あそび 山あそび ぱかぽこひろば
大阪府茨木市上音羽178
Google map

営業日:土日祝 ※平日は1週間前までに予約必須
必ず事前に連絡ください。イベントなどで出張しているときがあります。
営業時間:10:00〜15:30(平日)10:00~17:00(土日祝)※完全予約制
定休日:要確認。事前にご連絡ください。
電話番号:080-5850-8872
公式サイト

04. de愛・ほっこり見山の郷

次は、「いばきた」のお土産を買いに「de愛・ほっこり見山の郷」へ向かいます。

「見山の郷」は、竜王山のふもとにある農産物直売所。
地元の農家の人が手塩にかけて育てた野菜やお米などの食材を使った名産品が売られています。

のどかな田園風景をドライブで楽しみながら到着。

車から降りると、「空気がおいしー!」
息子も夫も深呼吸して自然を満喫。

お店に入ると、旬のお野菜がズラーっと並んでいました。採れたての野菜がリーズナブルな値段で買えるので、すぐに売り切れてしまうそう。

店内には、他にも手作りの米粉パンやスイーツ、農産物など気になる品がたくさんあります。
自家製の豆腐を使ったチーズケーキや、特産の赤シソを使ったサイダーや梅漬けも名物。

どれを買おうかとうろちょろしていると、ソウ君が「これ食べたい」と立ち止まりました。

そこには、地元の新鮮な食材を生かしたジェラートが……!

ランチをたらふく食べた後なので、お腹いっぱいですが……デザートは別腹!

さっそく、ジェラートのフレーバーを選びます。
「龍王みそ」、「きなこ」、「大甘青とうがらし」……。
どれもここでしか食べられない味ばかり。

迷った末、ソウ君は「龍王みそ味」、私はちょっと攻めて「ブロッコリー味」のジェラートを選びました。

「ブロッコリーの味は珍しいし食べとくか」くらいにしか思っていませんでしたが……

一口食べると、「え、うそ、おいしい!」

食感も味もブロッコリーなのに、野菜の生臭さがなく、自然な甘みがあっておいしい。

ソウ君の龍王みそ味のジェラートも、みその香ばしさがありながら、ほのかに甘くて癖になる味。

夫は、みそと梅漬けを購入しました。
どちらも見山の特産品。
最近、料理が趣味の夫。何を作ってくれるのか楽しみです。

「見山の郷」の商品は、どれも健康的で、スイーツもヘルシーに食べられちゃう。甘いものでも健康的で罪悪感を感じないので、たくさんお土産を買ってしまいました。

de愛・ほっこり見山の郷
大阪府茨木市大字長谷1131
Google map

営業時間:9:00-16:00
定休日:火曜日
電話番号:072-649-3328
公式サイト

05. ダムパークいばきた

あっという間に夕方。

動物、植物、いちご狩り、グルメにスイーツ、お腹も心も満たされました。
たくさん楽しんだし、家に帰ろうと車に乗ると、「もうちょっと遊びたい」とソウ君。

遠出をしたらいつも帰り際に「早く帰ってゲームしたい」って言ってたソウ君が……!

「いばきた」がよっぽど楽しかったみたい。
それならと、最後に「ダムパークいばきた」に寄ることにしました。

「ダムパークいばきた」は、自然豊かな安威川ダムのほとりに広がる公園。

湖、山、ダム、最高のロケーションです。

ドッグランを愛犬と楽しんだり、イベント広場でのんびり過ごしたりできます。

そして、「ダムパークいばきた」最大のスポットは、日本最長の人道吊り橋からのバンジージャンプ!

安威川ダムの雄大な景色を背景に、落差約40mの大ジャンプを楽しめます。

正直、私は高いところは苦手ですが……。

普段、ほぼ無表情の夫が、目をキラキラさせて「飛びたい」と言いました。

と、飛ぶの!? 本気!?

でもたしかに一生の思い出になるかも……

よ、よーし、じゃあ……!

覚悟を決めて、バンジージャンプの入口を探すと……

まだオープンしていませんでした。

バンジージャンプは、2025年春に完成するそうです。

公園には、飲食店などもできるみたい。
自然の中で、グルメやアクティビティが楽しめるなんて、ファミリーに人気のスポットになりそうですね。

春になるのが待ち遠しい!

ダムパークいばきた
大阪府茨木市生保53-1
Google map

定休日:無休
電話番号:072-648-2260
公式サイト

休憩もしたので、今度こそ車で家に向かいます。

二人ともとっても楽しかったみたいです。
私もリフレッシュできました。

私の仕事はほぼパソコン作業。ゲームも好きだからデジタル漬けの日々。
でも今日1日、自然とふれあって、心も体も癒されました。

デジタルから離れられない生活だからこそ、休日にサクッと行ける自然豊かな場所はありがたいです。

「いばきた」は、家族の定番お出かけスポットになりそうです。

この記事に関わった人
Text
川口真目(Masami Kawaguchi)
Photo
大越はじめ(Hajime Okoshi)
Edit
大越はじめ(Hajime Okoshi)
Direction
人間編集部

※掲載情報は2025年1月時点のものです。掲載店舗・施設に関する最新の営業時間は各店舗・施設のHPなどでご確認ください。

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