Language


しっとんか大阪

キャッチ画像
穴場
河内長野市

河内長野で上空30mの絶景を眺める!遊園地からスイーツパーラーまで、地元民が教える穴場デートスポット

2025.03.28

なんば駅から電車で約30分

SHARE

知る人ぞ知るローカルな大阪の街の見どころを紹介する「1DAYローカルツアー」。今回は大阪府南東部に位置する、河内長野市に焦点を当てます。豊かな自然と歴史の息づくこの街には、新旧の魅力的なショップや施設が点在しています。河内長野市出身のゆーみんさんのガイドで、イチオシのスポットを巡る小旅行に出かけました。

南海なんば駅から電車で約30分、河内長野市は都会の喧騒を離れ、四季折々の美しい風景に包まれる街です。古くから交通の要衝として栄え、中でも「高野街道」は高野山へと続く玄関口としての役割も果たしてきました。

河内長野市内には、重要文化財に指定された「天野山金剛寺」や、楠木正成ゆかりの「観心寺」など歴史ある寺社が残り、日本の文化を感じられるスポットが点在。国宝と重要文化財で計85件(2024年4月時点)が登録されており、その数は全国の都市で12位にランクインしています。

また、河内長野市は伝統的なつまようじの産地としても知られています。国内産の多くが市内にある菊水産業で製造されており、高品質なつまようじは、お土産としても喜ばれています。

そんな自然と歴史、技術が融合する河内長野市。この街で生まれ育ち、プライベートでも地元でよく遊ぶゆーみんさんが、関西サイクルスポーツセンターをはじめ、カフェやワインバーなどデートにぴったりな新旧の穴場スポットを紹介します。

\今回のガイド/
  • ゆーみん
    河内長野で生まれ育ったバリバリの大阪人。河内長野市に拠点を置く、大阪色強めの下着メーカー「HEAVEN Japan」に勤めている。広報として商品の情報を発信するかたわら、そのノウハウを生かして地域を盛り上げる企画にも取り組んでいる。派手でノリが良くてゴチャゴチャしたものが好き。チャームポイントはおでこ。
    X(旧Twitter)
    Instagram

関西サイクルスポーツセンターで、上空30メートルのアトラクションを満喫!

最初に訪れたのは「関西サイクルスポーツセンター」。1974年に開園し、2024年に50周年を迎えました。 ユニークな変わり種自転車やサイクルコースターなど、自転車をテーマにした多彩なアトラクションが特徴で、最近は海外からの訪問客が多いようです。

関西サイクルスポーツセンターでは毎年、自転車のアイデアコンテストを開催。新モデルが生まれ続けています

名物の「変わり種自転車」は1人乗り、2人乗りなどさまざま。コースには100種類以上、約300台がスタンバイしています!

「実は先日も友だちと遊びに来たところ(笑)。いつもはみんなで写真を撮るから、見た目で選んでるけど、今日はちょっと違うのに乗ってみよう」とゆーみんさん。まずは2人乗りの自転車をセレクトして出発! 軽快にこぎ出しました。

外周約220メートルのコースは、1周するといい運動になるようです
取材に同行したスタッフもノリノリでペダルを漕いでいました

友だち同士やカップルなどで乗れる自転車が多いのは、関西サイクルスポーツセンターの特徴。息を合わせてペダルを踏み込めば、2人の距離も縮まるはず……?

なんと、ジムのマシンの要領で、上半身を鍛えられる自転車も。

レバーを絞ると車輪が回転する仕組み。これで日ごろの運動不足も解消できそう!

変わり種自転車は静岡県伊豆市の工場で製造されており、メイドインジャパンの品質と遊び心が感じられます。

コースを取り囲むのは、競輪の練習場! タイミングが良ければ、疾走するプロ選手の姿を見ることができます

続いては目玉アトラクションの「サイクルパラシュート」へ!

頂上部分のリングは、自転車の車輪がモチーフ。園内にちりばめられた“隠れ自転車デザイン”を探すのも、楽しみ方のひとつ

こちらも、ゆーみんさんおすすめのアトラクションです。ペダルをこぐと上空30メートルまで上昇し、大阪平野を一望する絶景サイクリングを体験できます。

自転車を早く漕げばスピードもアップ!
ぐんぐんと上っていきます……!
「まるで空を飛んでいる気分」とゆーみんさん。非日常の体験ができます
好天の日には、大阪市内までくっきりと見えるそうです
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
 

「スカイサイクルウォーカー」も大人気の乗り物です。一見、ジェットコースターのように見えますが、実はこれもれっきとした自転車。地上約8メートルの高さを走行するアトラクションです。

「空気が気持ちいいし、体を動かすことでリフレッシュできます」と話すゆーみんさん

電動のジェットコースターと比べると穏やかなアトラクションに見えますが、途中で縦横に揺れる仕掛けが隠されていて、スリルが味わえます。

ひとしきり遊び終えて、お腹はペコペコに。スカイサイクルウォーカー近くに位置するグリーンハウスでランチをとります。

外で食べるご飯は最高!

スナック系のメニューやスイーツは遊びながらつまむのにぴったり。ボリュームのあるフードも充実しています。

関西サイクルスポーツセンターは、地元では遠足の定番スポットですが、大人が来てもすごく楽しいんです! 年齢や好きなもの・苦手なものに合わせて、みんなで遊べるのがうれしいですよね。個人的には、園内で流れているサイクルスポーツセンターのオリジナルソングも注目ポイント。テンポの良さがクセになります!
グリーンハウス
大阪府河内長野市天野町1304
Google map

営業時間:関西サイクルスポーツセンターに準ずる
定休日:営業カレンダーに準ずる
電話番号:0721-54-3101
公式サイト

関西サイクルスポーツセンター
大阪府河内長野市天野町1304
Google map

営業時間:関西サイクルスポーツセンターに準ずる
定休日:営業カレンダーに準ずる
電話番号:0721-54-3101
公式サイト

江戸時代から続く酒蔵が生み出した、古代米甘酒や発酵フードを堪能!

関西サイクルスポーツセンターからバスで河内長野駅に移動し、次にやって来たのは「高野街道」。高野街道は高野山への参詣道(さんけいみち)として栄え、宿場町や商家が発展しました。駅から5分ほど歩くと、古き良き邸宅や油屋、酒蔵などの建物があり、歴史ロマンを感じる景観になっています。

突然現れたのは、大きな酒樽(さかだる)! 「高野街道酒蔵通り」を象徴するスポットです。

「私の身長より、かなり高い!」

訪れたのは、300年以上の歴史を誇る「天野酒(あまのさけ)」の蔵元である西條合資会社。13種の定番の日本酒のほか、蔵でしか買えない季節限定酒も取り扱っています。

江戸末期に建設された蔵の一部を活用したショップには、天野酒シリーズはもちろん、お酒や麹(こうじ)を使った発酵食品がたくさん並んでいます。

ゆーみんさんが手に取ったのは「天野酒 古代米麹甘酒」(あまのさけ・こだいまいこめこうじあまざけ)。古代米と米麹の色が混ざり合った、ほんのりとした小豆色が目を引きます。米と麹のうまみが口の中に広がる人気商品です。

第10代蔵主・西條陽三さんによると、天野酒のルーツである「西條蔵」は1718(享保3)年に創業。豊臣秀吉も同蔵の酒を好んでいたとされています。近年は、その酒を当時の製法を再現し復活させるプロジェクトも成功。伝統を重んじながら多彩な商品を生み出しています。

酒の味わいには使用する水が大きく影響するそうで、天野酒の定番銘柄の特徴は「大阪の酒らしい甘口」とのこと。煮付けなどの濃い味付けに負けないうまみがあるといい「大阪のお母ちゃんが作る昔ながらの甘〜い料理によく合うんです」と教えてくれました。

自慢の発酵食品も試食させてもらいました。「味噌や醤油と麹の組み合わせは、発酵食品同士だから、おいしくて体にもいいんです。お酒のおすすめも遠慮せず聞いてください。今夜の献立を教えてもらえれば、ぴったりの1本を選ばせていただきますよ」と話す西條さん。

焼きねぎ味噌と生姜の酒煮は、ゆーみんさんも家に常備するほどお気に入り。ごはんのお供やアテとしてだけでなく、冷ややっこのトッピングなど活用のバリエーションも広い逸品です。

蔵元ならではの風情が感じられる、天野酒の内装
左から、天野酒吟醸原酒(あまのさけぎんじょうげんしゅ)、天野酒吟醸無濾過(あまのさけぎんじょうむろか)。「無濾過」は天野酒の中では淡麗でフルーティな飲み口で、刺身などシンプルな料理に合うそう
左から、生姜の酒煮、焼きねぎ味噌
天野酒 古代米麹甘酒
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
 
天野酒はお酒も発酵フードもおいしいんです! お店の空間や、漂っている香りも酒蔵ならでは。高野街道は、幼いころから親しんできた風景ですが、大人になってその美しさが分かりました。個人的にお祭りの思い出がある「長野神社」も素敵なので、併せて訪れてもらいたいです。
天野酒 西條合資会社
大阪府河内長野市長野町12-18
Google map

営業時間:10:00〜17:00
定休日:元日
電話番号:0721-55-1101
公式サイト

古着×カフェのI STAND FOR GOD’S SIDEで、一息つきながらショッピング

河内長野駅から南海電車で1駅揺られ、降り立ったのは千代田駅。ゆーみんさんの職場の最寄りで、馴染みのある街のひとつです。「千代田はごはん屋さんやお店が多くて、便利なエリア」とのこと。ここでは新スポットを紹介します。

駅から続く大通りを歩き、到着したのは古着とコーヒーの注目店。

「I STAND FOR GOD’S SIDE」は、オリジナルアパレルや海外で買い付けた古着を取り扱うショップです。1階の一部をカフェ「I STAND FOR CAFE SIDE」として営業。買い物を楽しみながら一息つける空間として人気を集めています。ゆーみんさんもずっと行きたかったようで、「やっと来れた!」と喜んでいました。

真剣に古着を見るゆーみんさん
ゲームシャツをリメイクしたワンピースが気になる様子

こだわりのコーヒーを味わいつつ店内をディグ。古着好きというだけあって、スタッフさんとのトークにも花が咲きます。

ドリンクはお店のおすすめ、奄美大島のコーヒーをチョイス!
店名はボブ・マーリーの名言が由来だそう。これはゆーみんさんも初耳でした

リーズナブルに古着を提供するために、海外で直接買い付けているのも「若い人たちがふらっと来てくれたら」との考えから。ゆーみんさんはラックから気になるものをピックアップしつつ「攻めたデザインや色使いに挑戦できるのが古着の面白さ。好きなものから刺激を受けると、仕事へのインスピレーションにもなりますよね」と話していました。

地下には古着がずらり。メンズがほとんどですが、女性が着られるサイズも取りそろえています
この日、おすすめされて飲んだ奄美大島の「山田珈琲」は、大阪出身の夫婦による焙煎所兼コーヒースタンド。お店では世界各地から取り寄せた豆を丁寧に焙煎し、提供しています
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
 
こんなに服があって、リラックスもできて……つい長居してしまいます(笑)。私が高校生のころにあったら、間違いなく通い倒していたと思います! お店の方の「若者が集まれる場所をつくって街を盛り上げたい」という思いも素敵なので、スタッフの人柄にも触れてほしいです。
I STAND FOR GOD’S SIDE/I STAND FOR CAFE SIDE
大阪府河内長野市楠町西900-8
Google map

営業時間:月〜金 14:00〜21:00、土・日・祝12:00〜21:00
定休日:不定休
電話番号:0721-55-2885
Instagram

パーラー西村の極上スイーツとワインで、旅の余韻に浸る

夜のとばりが降り始め、ツアーも終盤に。千代田駅からすぐの「パーラー西村」は河内長野の人気店「西村洋菓子店」のオーナー・西村隆也さんが2021年10月に開いた、スイーツとワインが楽しめるお店です。「持ち帰りのお菓子では表現できなかったものを、お客さんに楽しんでもらいたくて」という思いを形にし、憩いのひとときを提供しています。

ゆーみんさんが選んだスイーツは、一番人気のクレープシュゼット。フルーツは季節ごとに変わります。「ワインエキスパート」の資格も持つ西村さんの勧めで、白ワインを合わせました。

白を基調とした清潔感のある店内に、鮮やかな一皿とクレープシュゼットが映えます

お皿がテーブルに運ばれた瞬間から、周囲にはバターとオレンジの香りが漂っていました。

一口食べると、思わず至福の表情に。クレープシュゼットの濃厚な味わいは、白ワインとの相性も抜群のようです

一方、オリジナリティを発揮したベーグルも人気です。たこや天かす、紅しょうがなどを練り込んだ、たこ焼き風のベーグルにはスパークリングワインをセレクトしました。

「ワインとスイーツ、ベーグルのおすすめの組み合わせはメニュー表にも書いてあるので、お酒に詳しくなくても安心して選ぶことができます」とゆーみんさん
こちらは高菜とちりめんじゃこのベーグル。もっちりとした生地と具材が一体になっていて、噛むたびに味と香りが広がります
できたてで本格的なスイーツとワインの組み合わせ、ご機嫌になっちゃいます。一日のご褒美に、ゆっくりと味わってほしいです。「河内長野でおいしいケーキといえば西村洋菓子店さん」というくらい不動の人気ですが、さらに新しい業態にチャレンジされていて、しかもそれを地元でされているのがかっこいいですよね。
パーラー西村
大阪府河内長野市木戸1-6-1
Google map

営業時間:10:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日:火・水
電話番号:0721-53-5330
Instagram

伝統と革新が混ざり合う河内長野で、リフレッシュ&癒しの一日を

関西サイクルスポーツセンターの非日常感や、高野街道の風情、思わずのんびり過ごしてしまうカフェ。そして極上のスイーツにワイン……。ゆーみんさんは「偶然にも前半は定番や歴史的なスポット、後半は新しいお店を紹介する流れになりました。河内長野の新旧2つの面を見てもらえたかな」と振り返ります。それぞれの場所では、出迎えてくれた人のエネルギーも実感したといいます。

自然と文化をぎゅっと凝縮して巡った1DAYツアーでしたが、ゆーみんさんはまだまだ案内し足りない様子。「春から秋にかけてはバーベキューやキャンプなど、アウトドアで楽しめる場所もたくさんあるんです。大阪市内からでも、電車一本ですぐに来られるので『急に予定が空いちゃったな』という日にも、気軽に訪れてください!」と語る表情には、一層強くなった地元への愛がにじんでいました。

この記事に関わった人
Text
山瀬龍一(Ryuichi Yamase)
Photo
北川暁(Satoru Kitagawa)
Edit
南野義哉(Yoshiya Minamino)
Direction
人間編集部

※掲載情報は2025年3月時点のものです。掲載店舗・施設に関する最新の営業時間は各店舗・施設のHPなどでご確認ください。

\ついでに寄ってって!/
  • 河内長野市
    大阪の穴場的温泉地で有形文化財の名建築と天然ラジウム泉の湯を楽しむ。あまみ温泉 南天苑【河内長野にきたら寄ってって!】 
1DAYローカルツアーの新着記事
LATEST TOPICS
  • 吹田市
    キャッチ画像
    にじむ新しさも、こぼれる懐かしさも。千里中央センチメンタルジャーニー
  • 貝塚市
    キャッチ画像
    ローカル列車を運転体験!昭和の名車が走る水間鉄道と沿線のレトロな魅力に迫る
  • 豊能町
    キャッチ画像
    大阪の軽井沢!?梅田から50分、自然と人情あふれる里山・豊能で妙見山ハイキングツアー
SEE ALL
こんな大阪も知っとんか?
CATEGORIZE