クリスチャン・ボルタンスキー(1944年~)は、現代のフランスを代表するアーティストのひとりです。人が歩んできた歴史や文化人類学への関心を土台とし、写真やドキュメントとビスケット缶などの日用品を組み合わせることで、自己あるいは他者の記憶に関連する作品を多数制作し、注目を集めます。
1980年代に入り、明かりを用いたインスタレーションを手掛けるようになったボルタンスキーは、子どもの肖像写真と電球を祭壇のように組み合わせて展示した「モニュメント」シリーズ(1985年-)で宗教的なテーマに取り組みます。
その後もさまざまな手法で、歴史や記憶、そして死や不在をテーマとした作品を発表します。
この展覧会は、ボルタンスキーの初期作品から最新作までを紹介する国内初の大規模な回顧展です。
ボルタンスキーの様々な試みを振り返ると同時に、作家自身が会場に合わせたインスタレーションを手掛けるという構想のもとに企画されました。
半世紀を超える作家活動を経て、いまなお、積極的に創造を続けるボルタンスキーの広大なる芸術世界が紹介されています。
開催地
国立国際美術館住所
大阪市北区中之島4-2-55スケジュール
2019年2月9日(土)~ 5月6日(月休)10:00~17:00
※金・土は20:00まで(いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし、2月11日(月祝)、4月29日(月祝)、5月6日(月休)は開館)、2月12日(火)料金
一般900円 大学生500円
※高校生以下・18歳未満無料(要証明)・心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
※夜間割引料金(対象時間:金曜・土曜の17:00~20:00)一般700円 大学生400円
※2月24日(日)は天皇陛下御在位30年を記念し、入場無料です。連絡先
国立国際美術館(代)電話番号
06-6447-4680URL