鹿児島県伊仙町
長寿世界一を2人輩出した長寿と子宝の町
奄美群島の徳之島にある伊仙町は、かつて長寿世界一でギネスブックに掲載された2人の出身地として有名です。
泉 重千代氏は、120歳で死去されましたが、還暦を2回迎える「大還暦」という記録の持ち主です。
また、本郷 かまと氏は116歳で死去されましたが、3つの世紀を生き抜いた世界最高齢のスーパーウーマンです。
お二人の生家を結ぶ「長寿の道」はサトウキビ畑に囲まれた豊かな自然を楽しめます。
注:泉 重千代氏・本郷 かまと氏の出生年には諸説あることから、ギネスブックの認定は2012年版から取り消されています。

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伊仙町は海と山の幸に恵まれ、自然に寄り添った食文化が今も根付いています。長寿の秘訣には、ヘルシーな島ごはんの存在が欠かせません。島の風土に育まれた水・食材は、マグネシウムとカルシウムの含有量が高くβカロチン・鉄分・タンパク質・ビタミンB1等も多く含まれています。
さらに黒糖を原料として作る黒糖焼酎は地元で古くから愛されており、お酒を飲みたいけれど健康も大切にしたいという方におすすめです。

約400年の歴史がある「闘牛文化」は徳之島の誇りで、1㌧クラスの牛が地響きを立てて頭でぶつかりあう姿は迫力満点で、老若男女が熱中するイベントです。また、出生率の高さでも有名な伊仙町ですが、子は宝という先祖崇拝の精神文化が根付き地域一体で子育てを応援し、高齢者を大切にする精神基盤が存在する地域力の高さが子育てをしやすい環境につながっています。闘牛を育てることも高い地域力の要因の一つです。