大分県佐伯市
「佐伯の殿様 浦でもつ。浦の恵みは山でもつ」豊かな海と山が育む400年の伝統
大分県南東部に位置する佐伯市は、海岸線延長約270km。さらに九州一の面積を誇るまちで、山と海の幸に恵まれています。
日本でも有数の漁場である豊後水道に面しており、年間で350種類以上の魚が獲れることで有名です。
魚はカルシウム、タウリン、DHAなどの栄養を含む健康的な食材ですが、なにより、佐伯の新鮮な魚を使った寿司はネタが大きく、都市部の高級店でも味わえないほど新鮮で美味しいものとなっています。

大阪からのアクセス


豊かな海の幸を誇る佐伯市ですが、それは同時に山の栄養がしっかりしていることを物語っています。
山の栄養は川を流れ海へとたどり着きます。その栄養はプランクトンを育て、そして魚たちの餌となります。
今から400年以上前の江戸時代に、佐伯藩は魚類の生息を守るため森林資源を残す触書を出しました。その理念は、現代の「浦100」という取組に受け継がれています。100年先も豊かな海を守るSDGsの取り組みです。

佐伯市は森林資源が非常に豊富な街で、大分県と宮崎県にまたがる「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」は九州最高峰級の山々からなる美しい岩峰、渓谷などの景観と希少動植物の宝庫として知られています。
なかでも、藤河内渓谷は巨大な花崗岩の一枚岩が削られてできた渓谷で、 5月~ 9月までキャニオニング ツアーが楽しめます。
神秘的な秘境の中で大人から子どもまで楽しめるアクティビティです。