岸和田 大阪府岸和田市
忍者ゆかりの地 岸和田
並松町、紀州街道の一本浜側に
「忍町」というエリアがあり、
甲賀者屋敷が並んでいました。
「御忍役人」というような名称で
よばれていた甲賀者が50人も
雇われていたこともわかってきました。
「甲賀五十人」と呼ばれる忍者集団は、
日ごろは農民として暮らし、
砲術の訓練や火薬の製造を行っていました。
有事の際ははせ参じ、
藩主の警護に当りました。
大阪からのアクセス
岸和田城
古い歴史をもつ岸和田城は、時代を感じる石垣、展示室がある天守閣と見どころが満載です。 伝承では、建武新政期に楠木正成(楠正成)の一族、和田高家が築いたといわれています。 寛永17(1640)年、岡部宣勝が入城。以後、明治維新まで岡部氏13代が岸和田藩を統治しました。
国指定名勝
岸和田城庭園(八陣の庭)
岸和田城庭園(八陣の庭 )は、作庭家の重森三玲氏によって、作庭されました。 水平方向の視点だけでなく、垂直方向に展開する多様な視点を意図した本庭園は独創的で、国内外で注目されてきました。 その芸術上の価値及び近代日本庭園史における学術上の価値が高いことから、国の名勝に指定されました。
大威徳寺
もみじの名勝牛滝山として知られる山岳寺院。現在は天台宗ですが、近世以前は真言・天台兼学寺院でした。 役行者の開創と伝えられ、古来、葛城修験の霊場として崇敬されました。境内に建つ多宝塔は国の重要文化財に指定されています。 大威徳寺には令和2年度日本遺産に認定された「葛城修験」の10番経塚があります。
岸和田だんじり会館
300年の伝統を誇るだんじり祭のすべてが分かる施設です。最新の映像技術等を駆使し、体験・体感しながら 「だんじり祭」を知ることができる展示、既存のだんじり、鳴り物、装飾品やミニだんじりなどの展示物を活用して、 「だんじり祭」の伝統・文化を継承、楽しめる展示空間となっています。
甲賀五十人を召し抱えた藩主
岡部宣勝
江戸時代のはじめ、寛永17(1640)年に岸和田藩主となり、以後13代約230年におよぶ藩主岡部家の初代です。 祖父正綱の時に徳川家康の家臣となった譜代大名です。