松江 島根県松江市
松江藩の忍者
「堀尾期松江城下町絵図」には、
伊賀久八などの名前が書かれていることから、
伊賀者が住んでいたことがわかります。
天正伊賀の乱の際に伊賀から逃れ、
浜松の堀尾吉晴に召し抱えられ、
関ヶ原の戦いに参加し、
吉晴の松江入府とともに松江で伊賀者として仕え、
大坂夏の陣には鉄砲隊として参加しました。
「堀尾家給帳」には40人の忍者衆(伊賀衆)、
40人の鉄砲集(雑賀衆)、
して580人の鉄砲足軽を抱えていた
と記されています。
大阪からのアクセス
国宝松江城
信長・秀吉・家康に仕えた戦国武将堀尾吉晴により築城。全国に現存する12 天守の一つで、別名「千鳥城」とも呼ばれています。 現存天守の中で唯一、天守内に井戸を備えた城でもあり、籠城戦を想定した構造になっています。随所に防衛のためのアイデアが 詰まった実戦に備えた城です。
早道
元和6(1620)年から寛永10(1633)年の状態を示す絵図と見られる「堀尾期松江城下町絵図」に松江城下で伊賀者の居住地より少し 離れたところに「早道」と言う文字があります。藩主の命令により情報を探索するなどの役割を担っていた人たちが住んでいたのではないか と推測されています。
松江城お城まつり
桜の開花にあわせて「松江城お城まつり」を開催。3月下旬~4月中旬の期間で行われます。 期間中は神楽などの伝統芸能が楽しめるステージや、武者とお城を楽しむ企画、忍術大道芸、 さくらステージなど楽しいイベントが満載! ぼんぼりでライトアップを行い、風情ある夜桜見物もお楽しみいただけます。
松江歴史館
松江城の東に隣接し、江戸時代には松江藩の家老屋敷が建ち並んでいた場所にあり武家屋敷風の構えで建つ松江歴史館。 松江の歴史や文化、城下の人々の暮らしなどを資料や映像、模型などで分かりやすく紹介しています。 松江市の伝統美観保存区域に指定されており、武家屋敷や小泉八雲旧居・記念館などにも近く、まち歩きの拠点としてご利用いただけます。
忍者を率いた堀尾吉晴
堀尾吉晴
松江藩の藩祖。尾張國の出身で、関ケ原の戦いでは堀尾家として東軍に参加。 天正伊賀の乱で逃れてきて堀尾家に仕えた忍者がルーツだと言われています。