出雲市
Photo by SHOKO TAKAYASU
神在月に全国から出雲大社にお集りになった神々は、
様々なご縁を結ぶ会議「神議り」をなされた後、
万九千神社で神宴「直会」を催し、
再会を期して旅立たれるとされています。
ここ出雲は、相撲をはじめ日本のはじまりの物語が伝わり、弥生時代最大級の王墓群や358本もの
銅剣の出土が古代勢力の跡を残す地。
そして、訪れる人の大切なご縁を結んできた地です。
大阪からのアクセス


「出雲大社」
生きとし生けるものが共に豊に栄えていくための貴い結びつき“縁”を結んでくださっている大国主大神を祀る出雲大社。
境内には出雲の国造の祖先神であり、相撲の祖とされる野見宿禰を祀った野見宿禰神社があり、近くの土俵では、毎年、子どもたちの成長を願い、「野見宿禰わんぱく相撲大会」が開かれます。

「稲佐の浜」
国譲り神話の舞台であり、神在月に全国の神々をお迎えする「稲佐の浜」。国引き神話の「持ち引ける綱」が全長13.5kmの海岸砂丘になったと伝わる「薗の長浜」と、その先にある綱を架け止めた「三瓶山」。北に向かっては日本の夜を守るとされる「日御碕神社」など、神話とつながる自然景観が日々姿を変えて広がります。

出雲では、スサノオノミコトが御魂を鎮めたとされる「須佐神社」をはじめ、神社が大切に守られ、祭事や神楽が今に受け継がれています。
古くから多くの参拝客を迎えてきた出雲大社のお膝元には、出雲そばや、祭りに際して振舞われたうず煮、出雲ぜんざいなど特有の食文化があり、人々の暮らしに根ざした民藝も息づいています。