オール大阪の底力!大阪ヘルスケアパビリオン ~万博おばあちゃんと大阪観光局理事長 溝畑宏(ミャクひろし) が生まれ変わる?!~

― ミライのじぶんと対面する「REBORN」体験 ―

大阪・関西万博の東ゲートを抜けて、右へ進むと、ひときわ目を引く、鳥などの巣を想像させる特徴的な建物が見えてきます。これこそが、開催都市パビリオンとして注目と人気を集める「大阪ヘルスケアパビリオン」。

大阪らしい活気と魅力に満ちたこのパビリオンは、来場者一人ひとりが自身の健康や生き方を見つめなおす「REBORN」をテーマとしています。
今回は、25年後の自分に出会える「リボーン体験」と、1970年からREBORN(?)した最新技術の「ミライ人間洗濯機」をリポートします!

案内人の紹介

山田外美代さん

「万博おばあちゃん」こと山田外美代さんは、2005年の愛・地球博をきっかけに万博の魅力に惹かれ、以来世界各国の万博を訪れ明るく親しみやすい人柄で、万博の魅力を多くの人に伝えている。

溝畑宏さん

2015年から大阪観光局理事長として、2025年大阪・関西万博を見据えた観光戦略を推進。大阪を「アジアNo.1の国際観光文化都市」とするべく、都市・経済・文化の政策を総合的に展開している。

【予約必須】ミライのじぶんと出会える「リボーン体験」!

今回体験させていただく、大人気の「リボーン体験」は、体験するための事前予約が必須。
さらに体験には、事前に専用アプリを登録し、QRコードを取得しておく必要があります。

パビリオンに入ったら、まずは専用の「リボーンバンド」を発行し、腕に巻いて「カラダ測定ポッド」へ向かいます。

一人ひとり個室となった空間で、じっくりと今の自分自身と向き合います。

リボーンバンドをタッチして、測定開始!

カラダ測定ポッドでは、7つの項目から健康データを測定。心血管、筋骨格、髪、肌、視覚、脳、歯と細かく分かれた項目を、それぞれAからEまでのランクで評価されます。
Cランクが標準となっているので、AやBが出れば良い結果だそう。

今回、すでに2回目の測定となる万博おばあちゃんと、初めて体験するミャクひろしさん。さて、2人の運命の結果は…?

すごい!9歳も若返った!笑顔の万博おばあちゃん

御年74歳の万博おばあちゃんの結果は、なんと「65歳」

前回の測定では、75歳だったそうで、そこから計算すると10歳も若返っていることに…!9歳も若返るという素晴らしい結果に、最高の笑顔を見せてくれました。

特に髪がAランク、視覚と筋骨格もBランクと素晴らしい結果です。

万博おばあちゃん:
「前回から若返ったのは、きっと万博通いのおかげ!毎日通っているうちに健康になったんだと思います。肌だけDランクなのは、万博通いで日焼けしちゃったからかな(笑)。でも、すご~く嬉しいです!」

「最悪…」ショックを隠せないミャクひろしさん

一方、ミャクひろしさんの結果は、「83歳」。
筋骨格がAランクだったものの、他はC~Dランクという厳しい結果に…。
日々の忙しさからくる疲れが、現れてしまったのでしょうか。

ミャクひろしさん:
「最悪…Dばっかりでやだ!つらい…なんで83歳なの…病院で測った時は35歳だったのに…いやだいやだ!」

結果はそれぞれでしたが、この測定は今の自分を知る良いきっかけになったのではないでしょうか。この結果を一つの目安として、これから生まれ変わるミライへ向けて、健康的な生活を送るための見直しにつながると良いですね。

落ち込まれていたミャクひろしさんも、気を取り直して次の体験へ。
25年後の自分に会いに向かいます!

※リボーン体験は、事前予約が必須となり、体験には公式アプリから事前登録が必要です。
※当日予約は抽選がありません。

ミライの大阪を駆け抜ける、ミライのライド!

カラダ測定を終えたら、次はミライの大阪を体験できるエリアへ。

ここは、2050年の大阪を舞台とした臨場感あふれるミライのライドで、25年後の自分に会いに行きます。

ミライのライドに乗り込むと、肥後橋駅から空へと飛び立ち、ミライの都市を疾走します!
見慣れたレトロな建物の大阪市中央公会堂と、近未来的な建物が融合した光景が目の前に広がり、まるでSF映画のなかに入り込んだかのような気分に。

25年後の大阪では、こんな風に空を飛びながら移動する生活が現実になるのかもしれないと、そんなミライへの期待に胸を躍らせながら、次の目的地へ!

25年後の自分と出会い、何を想う?

ミライのライドを終えたら、いよいよ「ミライのじぶん」エリアへ。

リボーンバンドをかざすと、カラダ測定ポッドで得たデータをもとに生成された、25年後の自分の姿が目の前に現れます。

万博おばあちゃん:
「25年後の自分が出てきたってことは、生きてるんだ!って思って元気をもらいました!」

ミャクひろしさん:
「僕のお父さんそっくりだ!似すぎている!」

万博おばあちゃん:
ミャクひろしさんの25年後を見て「筋骨格が良いだけあって、背筋がしっかりしてるね!」

25年後の“じぶん”と出会う体験は、来場者一人ひとりに未来の希望や現在の健康を見つめ直すきっかけを与えてくれるようですね。

DNAのらせんを模した柱が織り成す、幻想的なアトリウム。

2階から見渡すと、大阪ヘルスケアパビリオンのアトリウムには明るく優しい光が差し込んでいます。

DNAから着想を得て作られた、木材のらせん状の柱が天井まで続いています。精巧かつ複雑に絡み合うデザインは、どこか日本建築の美しさを感じられます。

幻想的な空間で記念ショット!

1970年からリボーン!進化してもどってきた「人間洗濯機」

1970年の大阪万博で話題となったあの「人間洗濯機」が、大阪を本拠点とする株式会社サイエンスの技術によって、さらに進化して大阪ヘルスケアパビリオンに登場しました!

CMでお馴染みの「ミラブル」の技術を応用した、「ミライ人間洗濯機」は「入浴するだけで身体がきれいになる、夢のようなお風呂」です。

サイエンスの人間洗濯機は、胸から下は浴槽型になっており、「マイクロバブル」を発生させ、肌の汚れを吸着して浮き上がらせます。

顔や頭には、毛穴の奥まで汚れを洗浄する「ウルトラファインバブル」のシャワーが降り注ぎます。
細かいミスト状のシャワーのため溺れる心配もなく、問題なく呼吸できるそう!すごい!

ミャクひろしさん:
頭を触りながら「毛穴の奥まで汚れを洗浄する…。髪の毛が戻るかもしれない…?!」

株式会社サイエンスの青山 会長に実演していただきました!

CMと同じように、油性ペンで手に書いて…
シャワーを数秒あてて軽くこすると…
CMで見たとおりに消えました!!

このミライ人間洗濯機は、身体だけでなく「心も洗われる」のが大きな特徴です。
心拍数をモニタリングし、リラックスできる映像を投影してくれるため、入浴する人に寄り添った、心身共に癒される快適な時間を過ごせるそう。

万博おばあちゃん :
「キレイになれるならお金に換えられない価値がある。心の汚れも取れるなんて素敵!人間洗濯機、買ってもらえるように値切っておきました!」

ミャクひろしさん:
「心と身体、両方からクリーンにしてもらえるのがとてもいい!未来に向けた技術が集約されていて、これからの健康長寿に活かせられそうですね。」

介護や介助が必要な人への導入はもちろん、誰もが当たり前に使えるようになる、そんな未来が楽しみですね。
落ち込んでいる人でも、この「ミライ人間洗濯機」で心と身体を洗い流すと、明るく前向きになれるかもしれません。

まとめ

大きな球体は循環型生産システム「いのちの湧水(いずみ)」。水を循環させ魚や野菜を育てています。
パビリオンの屋外「オオカミ」をモチーフにした双頭の狼ベンチは、ひとつひとつデザインが違う。

様々な企業が結集した、大阪ヘルスケアパビリオン。ここには、大阪らしい元気の良さ、勢い、そして賑わいが満ち溢れていました。

最新技術を展示するだけでなく、来場者一人ひとりの健康や生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれます。未来のヘルスケアを通じて、日本、そして世界を生まれ変わらせるという、大阪の強い意志と活力を感じることができました。

訪れるだけで、未来への希望と、大阪の底力を体感できる。そんな力強いパビリオンでした。

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