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伝統と歴史が「うまい!」を生み出す
今や国際語となった「うま味」。その言葉の起源とも言える「だし」は、日本の食文化の根幹であり、日本固有のもの。 この「だし」は大阪で生まれました。…
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海幸・山幸なにわテロワール
大阪湾は、かつて魚庭と呼ばれるほどに、魚が豊富に獲れました。魚の庭と書いて、なにわと読みます。それは大阪の別名・浪速の語源だと言われています。鯛に鯖、ハモにタチウオ、鰯に穴子。魚種も多彩な豊かな海でした。…
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なにわのピンチョス
大阪人は、食への情熱にあふれる。食材を大切に、無駄を出さず、極力捨てることをしない。 上手に料理して、おいしく食べるためには時間と労力を惜しまない。家族のため、あるいはお客をうならせるために技に磨きをかけて料理を作る。 それが食文化をボトムアップさせ、「食い倒れ」という言葉を生んだのだ。…
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なにわのアルチザン
火と鉄と水と匠の技が生み出す絶妙の切れ味は、他の追随を許しません。 ユネスコ無形文化遺産となった和食の背景に、堺包丁の職人たちの600年にわたる研鑽があったと言えるでしょう。…
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大阪ガストロノミー進化する上質
商家には倹約という合理的な考えが浸透し、質素で無駄のない食事が日常化しましたが、一方で、 商談などに利用された料亭などでは高級料理が発展。大阪には庶民化された食事と高級化したガストロノミーが共生し、 それぞれに刺激し合ったのです。