ビジネス街でレトロ散策。名建築を訪ねよう! 0

2018年01月29日
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昔も今も商都大阪の中心地・淀屋橋~北浜~船場界隈。ビジネスマンが行き来する喧噪の街中に、ふと足を留めると、美しい建物が静かに時を刻んでいる。明治、大正、昭和初期、名をなした大阪商人たちが財を投じて建築した当時の最先端建築。重厚でデコラティブな外観や吹き抜けのロビー、ステンドグラスなどなど...。今なお斬新で異彩を放つ、まるごと美術館の街を歩こう。

大阪メトロ北浜駅よりスタート

  • 徒歩3分

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1. 高麗橋野村ビルディング

まずは北浜駅を南へ数分。堺筋の角にドーンと建つダイナミックなビルは東洋風アール・デコ調の高麗橋野村ビルディング。1927年、大阪倶楽部なども手掛けた安井武雄の設計だ。当時は珍しかった鉄骨・鉄筋コンクリート製の建物で、入り口脇の独立柱は、白い三日月と竹をモチーフにしたユニークな装飾、エントランスの床には十二支の文字盤と白黒のストライプがデザインされている。

  • 徒歩3分

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2. 旧小西家住宅

野村ビルの南に位置する道修町は江戸時代以降、くすりの町として栄えたところ。北船場とも呼ばれるこの一帯には木造商店が軒を連ねていたが、第2次世界大戦の空襲で町並みが一変、今は大手薬品会社などの近代ビルが立ち並ぶ。そんな中、かつての船場の風情を醸すのが堺筋に面して建つのが旧小西家住宅。明治7年(1874)創業の薬種商・小西儀助商店(現・コニシ株式会社)の旧店舗とすまいで、建物は明治36年(1903)の建築だ。2001年4月、国の重要文化財に指定された。凝った意匠の部屋や茶室、家族や従業員の食事を賄ったという50人分が炊けるかまどなどもあるとか。古き良き船場を偲びたい。(但し内部は非公開)


  • 徒歩3分

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3. 生駒ビルヂング

行き交う人や車を悠然と見下ろす風格ある外観。昭和5年(1930)に完成した生駒ビルヂングは、株式会社生駒時計店が当時のお金で15万円もの巨費を投じたビル。宗兵蔵の設計のアール・デコ様式の名建築だ。正面5階から3階まで伸びる縦長の出窓と2階の丸窓は、時計の振り子をデザインしたもの。入り口上部や窓には御影石の鷲の彫刻、入り口内部はイタリー産大理石の階段、昭和初期のステンドグラスなど、粋を凝らしたデザインが随所に溢れ、当時の経営者の心意気が感じられる。現在はレンタルオフィスとして利用されていて、平成9年、文化庁「登録有形文化財」。平成16年、大阪市「指定景観形成物」に指定されている。


外部サイト  

  • 徒歩5分

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4. 綿業会館

生駒ビルヂングより少し南、繊維関係の会社がひしめく街中に格調高くたたずむビル。大阪の繊維業が活況を呈していた昭和6年(1931)、渡辺節の設計により建てられた。重厚な正面ドアを開くと、内部はゴージャス。リットン卿率いる国際連盟満州事変調査団をはじめ、国際会議の各国VIPなども迎えた玄関ホールはシャンデリアが輝くイタリア・ルネッサンス調。吹き抜け天井の談話室、天井や家具の曲線が優美な貴賓室、床にアンモナイト化石の入った大理石を使った会議室など、上品で落ち着いた雰囲気だ。昭和3年(1928)に発足した日本綿業倶楽部(会員約800 人)の会員専用の施設だが、事前に申し込めば月に一度(第4土曜日午後2時半~)、個人でも館内見学OK。往時の息吹を感じよう。


日本綿業クラブ 06-6231-4881
外部サイト 

  • 徒歩約5分

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5. 船場ビルディング

大正14年(1925)、オフィスと住宅をあわせもつユニークなビルとして注目された船場ビル。中央には吹き抜けの中庭が広がり、船場という土地柄、玄関からトラックや荷馬車などが出入りできるようにスロープが作られるなど、デザイン的にも機能的にも優れていた。中庭に面して入り口が並ぶ各階の部屋には、多くのオフィスやアトリエなどが入る。屋上にあるイングリッシュガーデンは250種類の樹木・草花が咲き誇る都会のオアシスだ。(オープン期間は要問い合わせ)。


 06-6226-4015
外部サイト 

  • 徒歩すぐ

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6. 浪花教会

御堂筋と堺筋の真ん中あたりに南北に伸びる三休橋筋は、よく知られた大通りとひと味違い、程よい道幅に街路樹、名建築や新しいカフェなどが点在する歩き心地のよい道だ。その道に面するシェワダ高麗橋本店、そして南隣にあるのが、ここ浪花教会。設計したのは明治38年に来日したアメリカ人建築家・ウィリアム・M・ヴォーリズ。大丸心斎橋店などの建築も手掛けたヴォーリズは滋賀県近江八幡を終の住処とし、キリスト教の伝道をはじめ、医療や学校教育など社会貢献活動に尽力した。ゴシック様式の尖塔窓、美しいステンドグラスなど、心が清々しくなる美しい空間だ。


 06-6231-4951

  • 徒歩約7分

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7. 大阪ガスビル

御堂筋の西側にそびえる通称・ガスビルは野村ビルと同じく、安井武雄による設計。昭和8年完成にした。黒御影石の低層部と乳白色のタイル張りの美しいコントラスト、コーナーのカーブの曲線が印象的なモダニズム建築は、街にとけ込みつつも圧倒的な存在感を誇る。ガス会社の本社というだけに一階には展示・実演スペースやホールを備えるが、なんといっても人気は8階にあるガスビル食堂。ビル開業と同時に、西洋料理の草分け的レストランとしてオープンした。2000年にリニューアルされたが、創建当時のレトロな雰囲気は健在で、バーカウンターは当時のまま。かつてのハイカラ商売人の気分で舌鼓を打ちつつ、街巡りの余韻に浸ろう。


外部サイト  


追加情報

味わいスポット:ガスビル食堂 絶景のレストランでビーフカレーを。 
お土産: 御菓子司 菊屋自慢のうぐいす餅を。