相沢梨紗 × Osaka Popcultue 0

ポプカル女子三人旅

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相沢梨紗さんとイラストレーターの原田ちあきさん、メイドカフェ「MELCAFE」店長のありなさんのポプカル女子3人に大阪を巡ってもらい、大阪のポップカルチャーについて語っていただきました。

ポプカル女子三人

相沢:りさちーこと相沢梨紗です。ふだんは「でんぱ組.inc」というグループでリーダーとして活動しています。それ以外にもコラボユニット「LAVILITH」とか「MEMUSE」というアパレルブランドのデザイナーや声優などマルチに活動しています。

 原田:イラストレーターと漫画家をやっています原田ちあきと申します。

ありな:「MELCAFE」の店長をしております、ありなと申します。

「二次元になりたい」が三人の出会いのきっかけ

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相沢:私が自分のバースデーイベントの時に、毎年自分のイラストを勇気を振り絞って大好きな方々にお願いして描いてもらってるんです。私がマンガとかゲームとかが大好きで、口癖で「早く二次元になりたい」っていうのをよく言ってて、なので誕生日の時くらいは自分のわがままをかなえるために好きなアーティストさんに自分を二次元にしてもらうのを自分のご褒美にしてます。それで以前から原田さんのすごいファンだったので、ある日思い切ってお願いをしてみたら、引き受けてくださって。それでお会いしたら「え?こんなにカワイイ子なの!」って(笑)

それから、ある時ちあきちゃんが「MELCAFE」さんでイベントをするって聞いて、それも「行きたい―!」ってお邪魔させてもらった時に店長のありなさんにお会いしました。自分も昔秋葉原のメイド喫茶で店長やってて、女の子同士でゼロから作るってことがすごく好きで、そこでしか生まれない絆とか、カルチャーみたいなのがあるんですよ。それをすごく頑張ってるところにすごく共感して、今日もこれからのメイド喫茶について二人で語ってしまいました(笑)

SNSとポップカルチャーで広がるコミュニティーの輪

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原田:家の中でぐちゃぐちゃぐちゃーって絵を描いている人たちが、SNSとかで知り合って、輪を作っている感じはものすごく感じます。 

ありな:ポップカルチャー好きの人の方がコミュニティーの形成能力は高いかもしれないですね。共通の好きなものがあるというのが強いのかも。 

相沢:見た目とか年齢とか性別よりも先に、その人の好きなものとか、その人の表現したいものとか、その人が真剣にやっていることとかがSNSってより伝わりやすいですよね。人物よりも前に。

私もオタクなので生身の人間よりもキャラクターとかそのキャラの気持ちがわかる人の方が信用できる。まず信用できるところから入るんで、信用できたら、会ったらもう「ズッ友」みたいな。

ポップカルチャー × SNSで海外ファンとも繋がる

原田:以前台湾に行ったときにギャラリーさんから「展示させてほしい」と声をかけていただいて、向こうで本を作ったりしました。 

原田:ネットがないとできなかった。 

相沢:ないと生きていけない(笑) 

ありな:台湾に行ったらもうすでに原田さんのファンの方とかいらっしゃいましたもんね。

原田:何で知ったんだい? ってなります。

相沢:日本に比べるとライブとかグッズも少ないので、その分、海外のファンの方はすごくネットでよく調べてくれていて、一生懸命日本語で「今日は楽しかったです」とかリプを送ってくれてたりする人もいて、めちゃくちゃうれしいです。

原田:泣きそうになりますよね、日本語でお手紙とかもらうと。「えー、ひらがな書けるのすごいー!頑張ってかいてくれたんだ」って。

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ありな:MELCAFEのお客様でもいます。通りすがりで寄っていただくのではなくて、インターネット通じてお店のことを知って来てくれる外国人の方が多いです。自分の国のサイトで口コミとか書いてくださっていて、私たちが調べてもわからないんですけれど、韓国語だったり中国語だったりするんで。でも口コミは海外の人の方がすごいと思います。

 全員:海外の人が私たちのことを知ってくださってるというのはめちゃくちゃうれしいですね。

大阪と大阪のポップカルチャーについて

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相沢:大阪出身ではあるんですけれど、本当に小さい時にしかいなかったので、実はあまり思い出もないんです。アイドルって、出身地や血液型、誕生日とかをプロフィールとして公開することが多くて、まず会ったことのないファンの方はその辺りから自分との繋がりを見つけようとするんですよね。でも私は大阪にあまり住んだこともなく、思い出も少なかったんです。それがアイドルを始めてから大阪に来ることが多くって、でんぱ組の初めての遠征イベントも大阪なんですけど、新しい体制になって初めてのお披露目ライブも大阪だったりと、大阪ででんぱ組は初めてやることが多かったんです。そのこともあってファンの方が、私が大阪に帰ってきたことに対して「おかえりー」って喜んでくれて、あ、なんか故郷にしてもいいんだなって。それまで、「あんまり住んだことがないのに出身地って書いててごめんなさい!」って気持ちだったんですけど(笑)。逆にファンの方が認めてくれたことに「うれしい!」と思って、それだけで「私たち大阪の人ら」みたいな感じです(笑)

大阪はなんでもポップカルチャーになってしまう街、それを探すのが楽しい。

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相沢:大阪の方の色彩感覚は素晴らしいと思っています。ネットで見つけた気になる作家さんはかなり関西の方が多くって、コラボしている方々もすべて関西の方なんですけど、自然と惹かれるものがカラフルだったり、ビビットなもの。それを取り入れたくって。大胆な構図で見せたいものをしっかり見せるのが得意な方が多い気がします。大阪の方は「好きなものを好きだ」って言える発信力がすごく高いと思います。なので一緒にやっていて楽しいです。話も膨らみやすいですし。新しいこともどんどん面白いと思って取り入れていくから、そういう熱気がポップカルチャーというか、なんでもポップカルチャーになっちゃう。それが素晴らしいと思います。

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原田:私はずっと作家として大阪で活動してきたんですけど、作家がドロくさい、土くさいみたいなところがあって、東京に出ていく人たちは作品が洗練されていくんですけど、大阪でずっと活動してる人たちって独特のドロっと感があって、それがどんどん凝縮されていって、歌で活動されてる方も絵で活動されてる方も「にちゃ」っとしてていいんですよ。

相沢:もっと簡単で自分が傷つかずに作品を生み出せる方法があるんだけど、「そうじゃない」んですよね。

原田:不器用なんです。

相沢:自分のやり方でやりたい。みたいな。

原田:やっぱメインカルチャーになっていくのは東京に進出された方々なんですけど、大阪はアングラカルチャーが独特の発展を遂げてる感じはします。

原田:ギャラリーさんとかも東京と大阪では展示しているものや雰囲気が違う感じがします。私がずっと展示させてもらってた場所が日本橋にあったんですけど、なんか天井ぶち抜いても怒られないみたいな。そこで線路とか勝手に敷いたり、木を植えたり、土を敷き詰めたり、ちょっとなんか、遊びの延長線上でやってる方も多いかもしれないですね。

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ありな:大阪はニッチな感じがするんですよ。ポップカルチャーって一言で言っても、東京ではもっとキレイでキラキラしたものが含まれてる気がするんですけど、大阪の人ってニッチなものを見つけるのが上手で、ちょっと風変わりで他と違うものが集まっていている感じがします。大阪の中では有名でも外に出してみると物珍く感じられたり、大阪の中では普通なのにという不思議さをたびたび感じることはあります。

大阪にはポップカルチャーが散らばって隠れているところがいっぱいあるので、それを探す宝探し感がある街です。


最後に-

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相沢:今日は、私より詳しい二人に大阪でもより濃い部分をいろいろ聞いたり、教えてもらったりしてすごい楽しかったです。 

原田:大阪に住んでるけれど、普段通り過ぎてるような場所に行けて、新鮮な体験ができたんで、まだまだ知らないところがいっぱいあるんだなと。

ありな:ふだん一人でいくのと三人で行くのとでは感じが違って、勝手な印象ですけどみんなマイペースなんで(笑)、けっこうみんな興味のあるところでそれぞれ勝手に止まったりして、私はすごい気持ちが楽で楽しかったです。みんなの興味のあるものが見れるので一人で行くよりも楽しかったです。

その他の”ポプカル女子三人旅”

※この記事は2019年3月に取材したものです。

※MELCAFEは2020年3月末で閉店致しました。



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