農耕に先立ち、その年の豊作や生活全般の繁栄を祈願する祭ですが、この日は楠木正成公の誕生された日(永仁2年[1294]・4月25日)と伝えられました。「くすのきさん」と俗称され、河内の春事(はるごと)のひとつです。特に3月25日の道明寺天満宮(藤井寺市)の「菜種御供大祭」、4月11日・12日の叡福寺(太子町)の「大乗会」と共に『南河内の三大春事』として、古くより親しまれてきました。また、民衆による奉納相撲が催され、多数人々が参集し、近郷の「相撲組」の力自慢達が技を競い合ったといわれています。娯楽が豊富にない往時、人々はこの春事「くすのきさん」を日常(俗)の日と異なった、ハレ(聖)の日と捉え、農事や家業も休息日と定め、学校までも休校日として学童も祭典に参列し、老いも若きものどかな春の祭の一日を楽しみます。
神社名
建水分神社開催地
本社・摂社住所
〒 585-0041 南河内郡千早赤阪村大字水分357アクセス
近鉄長野線「富田林駅」下車
金剛バス「水分停留所」または「水分神社口停留所」スケジュール
4月25日見所
15:00~ 祭典 ~ 奉納和太鼓
16:00~ 餅まき 〈景品あり〉連絡先
建水分神社電話番号
0721-72-0534一般参加
可能URL