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開口神社

大阪湾の出入り口を守る神社として神功皇后の命により建立されたと伝えられています。

大阪湾の出入り口を守る神社として神功皇后の命により建立されたと伝えられています。その名称の由来は、この神社が和泉堺南荘の氏神で、海に向かって門戸を開いていることによるとか、あるいは、神功皇后が祀ったといわれる塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)は、それまで口を開いたことがなかったが、皇后が神饌を奉納して初めて口を開いたことから、などといわれています。塩土老翁神は、住?大社とゆかりが深いことから「住吉の奥の院」とも言われます。平安末期の天永4年(1113)、開口・木戸・原村3村の神社が合祀された際に、堺の総氏神となり、また江戸時代まで、天平18年(746)に行基が建てた念仏寺というお寺が境内にあったことから、いまも「大寺さん」(おおてらさん)と呼ばれ親しまれています。神社に伝わる大寺縁起絵巻や伏見天皇宸翰御歌集、短刀銘吉光は重要文化財です。毎年9月中旬に行われる八朔祭(はっさくさい)では、堺最古のふとん太鼓が奉納されます。

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