叡福寺
「上の太子」と呼ばれ、聖徳太子ら3人が眠る陵墓がある名刹です。太子の命日には、法要や表千家家元による献茶式が行われます。
聖徳太子のほか、母・穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后、そして妃の膳部大郎女(かしわべのおおいらつめ)が葬られている陵墓(三骨一廟)があり、それを守るために、推古天皇が建立、神亀元年(724)に聖武天皇が大伽藍を整備したと伝えられる叡福寺(えいふくじ)です。「上の太子」とも呼ばれ、太子信仰が盛んだった平安時代に、羽曳野市・野中寺(やちゅうじ)の「中の太子」、そして八尾市・大聖将軍寺の「下の太子」とともに、「河内三太子」として多くの人々の巡礼を受けました。戦国時代末期には織田信長の焼き討ちにより寺は全焼しましたが、慶長8年(1603)、豊臣秀頼が「聖霊殿」を再建しました。以降は「多宝塔」なども順次再建され、現在に至っています(共に国の重要文化財)。毎年4月11・12日の両日には、聖徳太子の命日にちなんで「大乗会式」が行われ、境内で咲き誇る満開の桜の下、法要そして表千家家元による献茶や柴灯護摩供養、もちまきなどが行われます。
基本情報
- 営業時間
- 境内拝観時間7:30 ~ 17:00 年中無休 宝蔵拝観時間9:00 ~ 17:00 土・日・祝日(平日は団体予約のお客様のみ) 寺務所受付時間9:00~16:30 年中無休 太子霊園開門時間8:00 ~ 17:00 ※ 季節特別期間(お盆・彼岸)は開閉時間を延長します
- 料金
- 拝観料 大人200円 / 小学生100円
- アクセス
- 近鉄長野線「喜志駅」下車 金剛バスに乗り換え「上ノ太子」行に乗車
「太子前駅」下車 徒歩すぐ
- 住所
- 〒 583-0000 大阪府南河内郡太子町大字太子2146
- 電話番号
- 0721-98-0019
- Fax
- 0721-98-2849