鉾流橋(ほこながしばし)
堂島川に架かる橋で、毎年7月24日の朝には天神祭の行事のひとつである「鉾流神事」が橋のたもとで行われる。
堂島川に架かり、中之島北岸(大阪市中央公会堂や東洋陶磁美術館付近)と西天満(大阪高等裁判所付近)を繋ぐ橋。毎年7月24日の朝、橋のたもとで天神祭の「鉾流神事」(川に神鉾を流し、その年の神霊渡御地・お旅所を決定する行事)が行われることから、この名前がついたそうだ。初めて橋が架けられたのは、大正7年(1918)とされているが、現在の橋は昭和4年(1929)に完成。高欄、照明灯、親柱など日本調にクラシックなデザインが採用されたのは、天神祭の鉾流神事が行われることを考慮したためと思われる。その後、戦争中の金属供出などによって、これらの高欄、照明灯は失われたが、昭和55年(1980)に中之島地区にマッチしたクラシックなデザインの高欄や照明灯、レンガ敷きの歩道などが整備され、現在に至っている。7月24日の「鉾流神事」が行われている約40分間は、普段閑静なこの橋も、橋上からの見物人で埋め尽くされている。
基本情報
- アクセス
- Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋駅」より徒歩5分
- 住所
- 〒 530-0047 大阪市北区西天満2丁目~中之島1丁目
- 電話番号
- 06-6615-6818(大阪市建設局道路部橋梁担当)
- Fax
- 06-6615-6582