本願寺堺別院
「北の御坊さん」として親しまれている風格ある寺院です。堺県庁として使用されたこともある本堂は、堺市最大の木造建築です。
本願寺堺別院は、足利義氏(1189-1254)の四男・祐氏が、本願寺三世覚如に帰依して建立したのが始まりです。文明8年(1476)、五世道顕が本願寺八世蓮如を招き「信證院」を建てました。現在の本堂は、文政8年(1825)に再建されたもので、堺市に現存する最大の木造建築とされています。廃藩置県に伴って明治4年から10年間(1871-1881)は、本堂と境内の土地が堺県庁となっていました。そのため別院は「堺県庁跡」として大阪府指定史跡に指定されています。境内には堺出身の歌人・与謝野晶子の歌碑のほか、高さ20m・幹回り3.65mもある銀杏の巨木が、この寺の歴史を語るかのように根をおろしています。
基本情報
- アクセス
- 阪堺「神明町駅」より徒歩5分
- 住所
- 〒 590-0935 大阪府堺市堺区神明町東3-1-10
- 電話番号
- 072-232-4417
- Fax
- 072-232-3774