太平寺(十三まいりの寺)
数えの十三歳は干支が一回りして初めて迎える歳です。この歳に虚空蔵菩薩様から智恵と福徳を授かる「十三まいり」は古くからの伝統行事です。
江戸時代の『摂津名所図会大成』に「虚空蔵堂太平寺にあり 虚空蔵菩薩を安ず 参詣間断なし別けて三月十三日は十三歳の童子群参して智福を祈る これを十三まいりといふ」と記述があります。古来、太平寺は「十三まいりの寺」として信仰を集め、多くの童子が広大無量と言われる虚空蔵菩薩様の知恵と福徳を授与されてきました。さかのぼると16世紀頃、太平寺は四天王寺内の一堂宇であったと伝わるが荒廃し、寛文3年(1663)超山誾越和尚が伽藍等を再建し曹洞宗寺院として開山しました。また、境内には元禄年間の名医北山壽安が即身仏で入定された大阪市指定文化財の「北山不動明王」が祀られ、こちらも参詣者が絶えないです。
基本情報
- 営業時間
- 境内入場 8:00~17:00(閉門)
- 料金
- 境内入場無料
御祈祷料 5000円
- アクセス
- 地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」より徒歩1分
- 住所
- 〒 543-0075 大阪市天王寺区夕陽丘町1-1
- 電話番号
- 06-6779-9133
- その他
- ・十三まいり(春のお祭り日以外は要予約)
・毎年2月8日 針・筆・茶筅供養
・毎月21日 不動尊護摩奉修