もりぐち歴史館「旧中西家住宅」
もりぐち歴史館「旧中西家住宅」では、伝承文化に関する事業を年間を通して行っています。重厚な建築美の日本家屋と庭園や伝承文化をどうぞご覧ください。
中西家は、近世初期に尾張徳川家と婚姻関係を持ったことなどから、後に尾張藩天満御屋敷奉行などをつとめた河内きっての名家の一つです。この地に居を構えたのは、16世紀中頃とされ、弘治元年(1555)に主屋が創建されました。現在の建物は寛政5年(1793)に再建されたもので、長屋門(大門)は安永5年(1776)に再建されました。東に面して長屋門(大門)が開き、角屋建ての式台付きの玄関を設けた主屋が南に面しています。別建ての書院座敷と部屋部が主屋につながって建っています。平成13年(1997)に家相図等に基づき茶室、待合付き中門、カマヤなどを復元しました。かつては周囲に濠をめぐらしており、現在公園になっている北側部分も敷地で土蔵が並んでいました。主屋の間取りは庄屋層の建物と大きな違いはないものの、大戸口や式台付きの玄関など武家屋敷としての構えをみせています。府下では現存例が無いといわれ、在郷の武家屋敷として極めて貴重な遺構です。平成10年2月18日に守口市指定有形文化財「建造物第1号」に指定し、この貴重な文化財を保存・次代に継承するためもりぐち歴史館として開館しました。
基本情報
- 駐車場
- 営業時間
- 10:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休日
- 月曜日~水曜日、12月29日~1月3日
- 料金
- 一般:200円、高・大学生:150円、小・中学生:100円
- アクセス
- 京阪電車「大和田」駅から北西へ約1.3キロメートル
なお、駐車場に限りがありますので、なるべく公共交通機関や徒歩でのご来場にご協力お願いします。
- 住所
- 大阪府守口市大久保町4丁目2-26 旧中西家住宅
- 電話番号
- 06-6903-3601