仲村家住宅
今なお住宅として生きている姿。
仲村家とは、この富田林寺内町が繁栄し始めた1600年代からつづいている町家のひとつだ。寺内町の町家で唯一内部見学ができる旧杉山家同様、造り酒屋「佐渡屋」として江戸時代中期には河内の国(現在の南河内郡付近)でも最大級の酒造規模を誇っていた。幕末に吉田松陰が1ヵ月近く滞在、他にも著名人が滞在したという、大店ならではの記録も残されている。現存する家屋は当時のものではないが、1782年頃に建てられたもので、大阪府の文化財に指定されている。大阪や京都に多く見られる商家の建築様式を用いた、今では貴重な建築物だが、個人住宅のため、内部の公開は行なっていない。
基本情報
- 営業時間
- ※内部非公開
- アクセス
- 近鉄長野線「富田林駅」から徒歩10分
- 住所
- 〒 584-0033 大阪府富田林市富田林町16-31
- 電話番号
- 富田林市教育委員会文化財課 0721-25-1000