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芝川ビル

1927年7月1日竣工。現在の伏見町で唐物商(欧米品の輸入業)を営んでいた家に生まれた芝川又四郎によって建てられた。

竣工当時、まだ和風の木造建築が多く、和風建築が重宝がられていた時代のなか、南米マヤ・インカの装飾を纏った鉄筋コンクリートづくりの芝川ビルは誕生した。洋館を建てる前、屋根は木で壁は銅を貼っただけのものであった為、又四郎は防火上の危機感から耐震・耐火性に優れている鉄筋コンクリートへビルを建て替えた。竣工当時は自家用として使用する予定であったが余裕があった為に、教育に関心を持っていた又四郎の意向によって、花嫁学校「芝蘭社家政学園」として使用された。この学園は1929年~閉校の1943年迄、関西の名門女学校を卒業したお嬢様、いわゆる"いとさん"3,000名程が卒業。女子短大のはしりとも言われる。現在は屋上テラスで不定期にイベントが開催され、また味のうるさい大阪人を黙らせる各飲食ショップなどが入居。新たな可能性にチャレンジしているビルとして、熱い注目を浴びている。

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