正蓮寺
古くは大阪25か寺に数えられていた寺院です。毎年8月26日に行われる「川施餓鬼」は、大阪市無形民俗文化財に指定されています。
中津川が流れ込んでいた正蓮寺川の北岸に位置する、日蓮宗の寺です。寛永2年(1625)、正蓮日寶が小庵を建立したのが始まりで、古くは七堂伽藍が備わり、大阪25か寺に数えられていましたが、火災や地震のため滅失しました。現本堂は明治7年(1874)のものです。毎年8月26日に行われる川施餓鬼(かわせがき)では、五色の吹流しや玄題旗(げんだいき:お題目を書いたのぼり)を立て、日蓮聖人立像を納めた御輿や多数の経木などを納めた船団が伝法水門から淀川に進み、導師が読経をする中、参列者と一緒に経木を川に流します。これは、餓鬼道(がきどう)にあって飢えや渇きに苦しんでいる有縁無縁の諸霊に、飲食(おんじき)を施し供養することで自身も仏道修行の成就を願う仏事であるといいます。享保6年(1721)から始まり、日本三大施餓鬼のひとつとして、大阪市無形民俗文化財にも指定されています。
基本情報
- 営業時間
- 10:00~17:00
- アクセス
- 阪神なんば線「伝法駅」より徒歩8分
- 住所
- 〒 554-0002 大阪市此花区伝法6-4-4
- 電話番号
- 06-6461-2845
- URL
- http://www.city.osaka.lg.jp/konohana/page/0000001438.html