住吉公園
悠久の歴史をつなぎ、花と緑で四季を彩り、地域の憩いの場ともなる、さまざまな顔を持つ都市公園です。
明治6年(1873)に開設された大阪でもっとも古い公園。春は満開のサクラのもとで行われる桜祭、夏は隣接する住吉大社の住吉祭(夏越大祓神事)、そしてお正月には初詣と、一年中賑わいをみせている。もともとは住吉大社の境内で、大社の馬場があり、公園の中央を東西に走る現在の「潮掛け道」も住吉大社の表参道だった。国道26号線に面したところに立つ「高灯篭」は、鎌倉時代末期に住吉大社への献灯として建てられた日本最古の灯台とされる(現在の灯台は昭和49年に復元)。かつては公園の西側あたりまで海が迫り、この海に面した住吉大社の社前の風景が、日本の美しい風景の典型とされる白砂青松の原景である「住吉模様」と呼ばれ、景勝地として多くの和歌などに詠われた。公園の東入り口には、元禄7年(1694)9月13日、芭蕉が住吉大社の宝の市神事へ参拝した時に詠んだ句の碑が。
基本情報
- アクセス
- 南海本線「住吉大社駅」、阪堺電車「住吉鳥居前駅」よりすぐ
- 住所
- 〒 559-0002 大阪市住之江区浜口東1‐1‐13
- 電話番号
- 06‐6671‐2292/公園管理事務所
- Fax
- 06‐6671‐2294