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阿保神社

河内 歴史・文化

阿保(あお)神社は、御祭神として菅原道真公、阿保親王、市杵島姫命(弁財天)をお祀りする。『阿保』の名は平安時代の初期、第五十一代平城天皇の皇子であった阿保親王がこの地に居住し善政を行った伝承からつけられたもので、境内には『史跡阿保親王住居趾』の石碑が建つ。
また、菅原道真公が大宰府に赴く前にこの阿保の他を通られたという由縁にて、この地に御祭神としてお祀りする神社が建てられたとされる。

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基本情報

菅原道真公をお祀りする本殿は江戸時代前期頃、また拝殿は江戸時代末期の再建とされ、その規模は小さいながらも優作と評されている。また本殿裏には扉が設置されていて、これは全国的にもかなり珍しい本殿となっている。
境内には三本の御神木のクスノキがそびえ立ち、本殿裏の大くすの木は樹齢一千年を越えるとの伝承もあり、その雄大な姿は地域でも有数のパワースポットとされる。
また、この土地の氏神様である阿保親王には、第五子に六歌仙としても有名な歌人の在原業平公がいて、阿保親王にゆかりある在原業平公と、御祭神である菅原道真の和歌十首を拝殿の天井絵に描く『花天井プロジェクト』が令和六年末に完成した。更に拝殿には、いにしえの花天井絵と令和の花天井絵のそれぞれ四十八枚の花卉図(かきず)が見事に飾られていて、その光景は圧巻である。

お問い合わせ 阿保神社 072-331-6153
公式サイト https://ao-shrine.com/
住所 松原市阿保5-4-19
アクセス

近鉄河内松原駅から徒歩15分

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