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3つの日本遺産 国史跡「日根荘遺跡」・重要文化的景観「日根荘大木の農村景観」
日根荘遺跡は平成10年、日本初の中世荘園史跡として、日根荘大木の農村景観は平成25年、大阪で初の重要文化的景観となりました。鎌倉時代以降、京都にいた最高貴族「九条家」の最大収入源であった「日根荘」。特に大木地区は、戦国時代、荘園領主九条政基が長福寺に4年間住んで、荘園を収めました。11の水系により棚田が守り伝えられた里村と、その水の源流には聖地犬鳴山を有します。犬鳴山には、義犬伝説、七つの瀧をもつ七宝瀧寺があり、また役行者が開いた葛城修験「葛城二十八宿」のひとつ第八経塚のある燈明ケ岳を今も行場としています。燈明ケ岳は、大阪湾からの廻船の目印となったこともあり、経塚からは日根荘の農村景観から関西国際空港のある大阪湾を望むことができ、さらにはふもとには大阪唯一の犬鳴山温泉郷もあります。
基本情報
■見学できる箇所
日根荘大木の農村景観をご覧いただけます。
上大木の棚田、樫井川の吊り橋、犬鳴山を源流とした11の水路、里村の石積み、棚田、村堂といった景観は、中世日根荘の風景です。
その里村の背後にある犬鳴山には、葛城修験の経塚・行場が今も残り、男女問わず滝行ができます。
経塚のある燈明ヶ岳からは、市内全域と北前船が通ったと思われる大阪湾・関空を肉眼で望むことができる絶景ポイントで、土丸・雨山城跡からは、大木の里全景をみることができます。
上大木のみんまち村では、カフェやステンドグラス体験など様々な催しが行われています。また棚田では大木米、地元和様菓子店むか新とコラボしたもなか「いろは蔵」があります。これは豪商で北前船船主の食野家にちなんだものです。そのほか蔵元北庄司酒造でも日根荘の日根野で育てた酒米を使った生酒「荘の郷」などもつくられています。
住所 | 泉佐野市日根野・土丸・大木地内 |
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アクセス | JR日根野駅から徒歩20分または南海バス東上・上大木・犬鳴山下車 |
電話番号 | 079-285-1146(泉佐野市観光協会) |
予約方法 | 観光ボランティアガイド:予約サイト(案内10人まで1000円、10人以上は1人に付き100円) |
その他 | ※慈眼院は入山料必要 |
URL | https://www.izumisano-kanvora.com/irai.html |