体験・イベント・スポット
天野山金剛寺
河内
歴史・文化
奈良時代、行基によって開かれたと伝わり、女人高野として知られています。南北朝時代には、一時期、塀を隔てて南朝と北朝の行宮が共にあるという歴史的な舞台となりました。このような歴史的背景から、数多くの国宝・重要文化財等が遺されており、日本遺産「中世に出逢えるまち」・「女人高野」の構成文化財となっています。天野山金剛寺では中世に酒造りが行われ、河内国酒「天野」として有名でした。豊臣秀吉をはじめ戦国武将等にも愛され、金剛寺には豊臣秀吉からの書状も遺されています。市内唯一の造り酒屋が、当時の文献をもとに河内国酒「天野」を復刻し「僧房酒」として販売しています。
基本情報
■平成の大修理
現在の金堂は、14世紀の初めに建てられたと考えられています。慶長年間に豊臣秀頼が、元禄年間には江戸幕府が大規模な修理を行いました。平成21年から約9年かけて多宝塔・鐘楼とともに平成の大修理を受け、鮮やかな色に蘇りました。金堂に安置される国宝三尊像(ご本尊(大日如来坐像)と脇侍(降三世明王坐像・不動明王坐像))も修理・調査が行われ、仏師・快慶の高弟である行快が制作したことが分かりました。
■子院 摩尼院(しいん まにいん)
かつて73箇所あった金剛寺の子院のうちの1つで、正平9年から14年(1354~1359)まで、後村上天皇の行宮(あんぐう)となっていたことから、有力な子院だったと考えられます。表門と築地塀は外から見学することができますが、内部は非公開です。事前に予約をすれば見学可能。なお、4,5,10,11月の土日祝は予約なしでも拝観可能です。
営業時間・休日 | 3月~10月 9:00~17:00(入山・拝観受付は16:30) 11月~2月 9:00~16:30(入山・拝観受付は16:00) |
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料金 | 大人:伽藍200円/本坊400円(中学生以上) 小人:伽藍100円/本坊200円(小学生) |
お問い合わせ | 天野山金剛寺 0721-52-2046 |
公式サイト | https://amanosan-kongoji.jp/ |
住所 | 河内長野市天野996 |
アクセス |
南海・近鉄河内長野駅から南海バス天野山下車 |